インタビュー中、実際にタブレットを使った操作をデモンストレーションしていただいた。驚いたのは、わずか10分ほどの間に、見事な「稲妻」と「雲」を描きあげてしまったこと。もともとのこの映像は、ジョージアのテレビCM用のものだが、稲妻を新たに描き加えてもらったものだ。
After Effectsには「フィルムストリップ」という書き出し機能があり、タイムスタンプの付いた縦長のフィルムのコマ状の画像が書き出される。それを Photoshopで開き、ウィンドウの大きさと位置を調整すれば、スクロールバーをプレスすることで、ムービーを再現できる。
そこで、まずレイヤーを追加して1コマずつ稲妻や雲を描いて、明るさや動き具合を確認する。完成したところで、稲妻と雲のレイヤーを黒バックの別ファイルに保存し、After Effects上で元のムービーと重ねればできあがりだ。「この手法は、Photoshopの主要設計者の一人でもあるトーマス・ノールの兄、ジョン・ノールが考案したもの」だそうだ。ただ、長いコマになるのと、フィルムストリップが複数列になってしまうので、この作業は出来なくなるという。そうならない限界を自分の環境で見つけることが重要だという。他に似たような方法としてAfter EffectsからTiledPictで書き出す方法もある。
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After Effectsから「フィルムストリップ」で書き出した画像に合わせ、Photoshopで稲妻や雲を描く古賀さん。
ブラシツールの設定を変えながら、10分足らずでリアルな雲や雷が描かれる。まさに職人技。
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